SCTメニュー

芸術、生活文化、伝統、自然、環境、教育、農林水産や産業など多様な分野で、地域コミュニティの持続可能で自立的存続へ向けて取り組みをしている市民セクターや専門家、研究者などが、事前にサステイナブルコミュニティツーリズム・パートナーズとして、ネットワークを形成した他国の異質な伝統、地政学的バックグラウンドに基づく地域コミュニティを相互に訪問しあう仕組みである。そのうち既述のコミュニティが持つ可視の側面の課題では、コミュニティづくりのノウハウの交換などによる、様々なテクニックや情報をもつ訪問者が、その取り組んでいる共通の分野だけでなく、異分野での取り組みも含め、共同作業やワークショップ、フィールドワークなどを通じて実際にその地での体験を提供致するものである。 ツーリズム実施中、相互にフィードバックの機会を持つことにより、これを単に手法、手段の参考や交換だけではなく、住んでいる者には気のつかなかった地域の潜在する特質、資源の再認識につながる、次世代へ継承すべき地域コミュニティのアイデンティティを、外部からの訪問者を鏡として、映しだす効果や、相互の触媒効果も期待されるものである。