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SCT体験プログラム(色川)

体験趣旨

色川の9つの集落は、それぞれに長い歴史に裏打ちされた固有の文化を有しています。つい数十年前までは、集落に生まれ集落で暮らし集落で一生を終えること がごく普通のことでした。こういった地域は、国際化・グローバル化が叫ばれる今の時代の潮流にあっては、過疎地域のレッテルが張られ何か遅れた地域イメー ジをつけられてしまいましたが、「人の暮らし」が長い年月積み上げられてきた社会という意味では、相当に成熟した「山里文化」がそこには存在し続けていま す。その「山里文化」の、棚田をコミュニティの一つの象徴とした継承と存続方法について。
自然に根ざした暮らし方とコミュニティのあり方、循環型社会失われかけている集落に伝わる「もの」とは? 現代の多くの人は、一滴の水、一粒の米もお金で買い、遠くから輸入された「商品」に囲まれ、スイッチひとつで何でもできる生活をしています。その暮らしの中で“生きる力”はなかなか育まれず、食べ物や道具への感謝の気持ちも育たないと思います。 田舎の生活は、食べものも、道具も、すべて身近な自然からいただき、人の工夫によってつくられていました。人と人が助けあう濃い関係がありました。人や自然に感謝しながら暮らす、それが本当の「共生」だと思います。 これは集落の持続性の問題だけではなく、日本や世界の持続可能性を考える上で非常に重要な視点だと思います。自分の暮らし方を見つめ、お互いの関わり方を見つめ直すことが大切です。(棚田を守ろう会・原和夫)。
体験内容
・色川地区住民による郷土伝統食及びオリエンテーション・棚田を守ろう会(耕人舎)・色川百姓養成塾・ころころランドでの林業と山の保全、太地の海水で山中での薪による海塩づくり、シキビ、榊などの林産物生産、両谷園での茶モミ、・色川地区受け入れ住民とのフィードバック交流会・太古から続く、地の力の体験-深夜の那智の瀧参拝

色川に関する情報